文字通り夜の時間を利用した透析治療です。染矢クリニックでは、患者様の生活サイクルの負担を軽減するため、『夜』の透析治療を行っています。
例えば、
- 家族との時間が少ない
- 十分に仕事ができない
- 家族との時間が少ない
- 早退するので会社に引け目を感じている
- 近々透析と言われていて、仕事との両立が不安
こんなお悩みはありませんか?
こんなお悩みを解消するのがオーバーナイト透析です。
オーバーナイト透析は、22時~23時の間に透析を開始し、翌朝の6時~7時に終了します。
血圧などのバイタルチェックは、原則として透析開始前、透析開始直後、翌朝6時、終了後の4回のみの測定とします。
8時間と聞くと、気が遠くなるように感じられると思いますが、実際の体感時間は30分~1時間程度と言われています。
睡眠中に透析を行うことで、日中の時間を有効に活用していただけると思います。
睡眠時間を利用して透析を行うため、朝起きてから寝るまでの活動時間を十分確保することができます。
活動時間の拘束がなくなることで、就労や家族との団らん、趣味など、ご自分の時間を確保することができます。
健康な腎臓は1日24時間、一週間に168時間休むことなく働き続けています。週12時間(1回4時間)の透析を行っても、健康な腎臓の10分の1以下にしかなりません。
⾧時間透析は、1回6~8時間以上の十分な透析量を確保することが可能で、QOL(生活の質)や生命予後のさらなる改善につながると考えられます。
■長時間透析のメリット
- 除水量が緩徐となるため無理な除水とならず、透析中の血圧変動が穏やかです。
- より多くの毒素が除去されるため、食事制限が軽減されます。
- 合併症の予防や掻痒感の軽減、栄養状態が良くなることによる貧血の改善などが考えられます。
- 貧血や降圧薬、リン吸着剤など内服薬の減量につながると考えます。
日中に行う透析は、他の患者さまの話し声、血圧測定やスタッフによる処置の音などが頻繁に聞こえてうるさく、リラックスして透析を受けられない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オーバーナイト透析は就寝中の治療ですので、睡眠を妨げないよう、血圧測定は原則開始前後と終了前後の4回程度のみ行います。プライバシーを考慮したベッド環境も整えることにより、リラックスして治療を受けていただけると考えます。
また、就寝中に治療を行うことにより、透析の体感時間が大幅に短縮され、他施設でのアンケート結果ですが、慣れてくるとベッド上での拘束時間の体感時間は1時間程度であり、拘束によるストレスを感じなくなったとの回答が多かったようです。
■急な発熱があった場合などのために、隔離された透析スペースも用意しています。(2床)
- ご希望の方には、院内のご案内をさせていただいております。お気軽にお声がけください。
- 透析患者様につきましては、「送迎サービス」を実施しておりますので、お身体の不自由な方、車椅子をご使用の方も安心して来院いただけます。
- 染矢クリニックでは、各種予防接種を、随時行っております。